バス停
「バス停」という言葉が好きになった。短歌をやり始めたこの一年の間に。「バス停」という言葉を使った歌がこの言葉を僕の頭に深く刻み込んだのだろう。
いくつか引用させてもらいます。
無人島みたいな雨のバス停で救われなくてもいい気がしてる(百田きりん)
雨の夜はいつものバス停傘さしてアナタの乗った終バスを待つ (富田林薫)
バス停をはさんで広がる5メートル このハートからチョコよ飛び出せ( 宇津つよし)
「ママの馬鹿!」 バス停目掛け 駆けて行く 女子高生の 口に食パン (タイラー&トマソン)
旧跡や名所じゃなくてバス停で読んでた本をふと思い出す(辻一郎)
バス停の屋根から草がはえていた バス停からははえてなかった (宇都宮敦)
雨の夜はあのバス停で傘さして20時ちょうどのネコバスを待つ (勝浦鰹)
こうやって見ると「バス停」という言葉は日常語ではあるけど歌によく使われているようだ。
これはバス停でなくてバスだけど好きな歌。
終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて (穂村弘)
「笹公人の短歌blog」のベタンカに投稿した歌
楽聖の生まれた町のバス停でパンク聴いてる金髪少女 (新井蜜)
いつまでも来ないあなたをバス停でずっと待ってる日曜の午後 (新井蜜)
「枡野浩一のかんたん短歌blog」に投稿した歌
日曜のバスは待ってもまだ来ない ごめんねきみのせいではないね (新井蜜)
あ、僕の短歌がある、ありがとうございます。
降りますランプ、良いですよね。実は最初読んだときは、わりと普通の情景じゃないのと思ったのですが、じわっと残る感じがあります。
投稿 辻一郎 | 2006年3月 8日 (水) 10時08分
ありがとうございます。
お歌を勝手に引用させてもらっています。
降りますランプの歌は、ランプの紫の色がスイッチを押すときれいに光るあの色が好きなんです。特に夜、この歌のように終バスだったら目立つでしょうね。他に乗っている人もいなくてふたりは居眠りしているのにランプがついて光ってる様子が目に浮かびます。
投稿 新井蜜 | 2006年3月 9日 (木) 04時35分